創業は、享保1年(1716年)です。
「福祝」の名の由来は、古来からおめでたい行事には必ず清酒が愛飲されてきたことから、七福神の「福」をとり、めでたさが重なるようにという意味で命名されました。近年では、全国新酒鑑評会で金賞7回、入賞4回の受賞をいただきました。
酒造りは、杜氏制度(酒を専門に造る人)を廃止し、兄弟3人で造っており、社長は、母親の藤平恵子、専務は長男の藤平和也、製造責任者は次男の藤平典久、常務は営業兼製造担当の三男の藤平淳三。
こだわりは、原料米は兵庫県産の山田錦をメインにし、他は岡山県産の雄町、滋賀県産渡船、北海道産の彗星、きたしずくといったいろいろな米を使って挑戦しております。酒造りのモットーは、「洗いに始まり、洗いに終わる。」を心がけ原料処理には一番大事な工程として取り組んでおります。
造りに関しては、現在の福祝の酒質のイメージを崩さず、もう少し造石していきたいと思います。そのためには、設備や人的投資をしていく予定です。また、千葉県産の米を使用した酒も造り、農家さんと連携して千葉のイメージを盛り上げていくことも目標です。
販売面は、現在、香港、台湾、韓国、タイとアジアを中心とした輸出をしておりますが、これからヨーロッパ諸国、アメリカ市場にも進出していき、福祝の知名度を上げていきたいと思っております。
綺麗でスムースな飲み口で、上品な香りが柔らかく旨味とともに楽しめます。
キレもありながらの全体の調和が取れているお酒です。
古くから城下町として栄えてきた千葉県久留里の町は「久留里の名水」が湧き出る地域として知られています。
この名水を元に、「福祝」は醸されています。
(久留里の名水は、平成の名水百選に選ばれました。)