千葉には約40件の酒蔵があります。しかし残念ながらまだまだ知名度は低いのが現状です。『もっとたくさんの人に千葉の美味い酒を知ってもらいたい!』『日本酒を通して千葉を元気にしたい!』という思いからこのプロジェクトは生まれました。
私たちは千葉の米、千葉の水で造る『千産千消』のお酒造りに取り組んでいます。農家さんから販売店さんまで、酒に携わるすべての人たちが元気になること。千葉の酒に出会ったすべての人が元気になることを願って活動しています!
豊かな自然、きれいな水に恵まれた千葉県。江戸時代から始まった酒造りは、水運によって広がりを見せました。今もなお受け継がれ歴史ある蔵元も多く、幅広いシーンで親しまれています。
水も空気も美味しいからこそ千葉には美味しいものがたくさんあります!だからこそ美味しい日本酒も生まれます。千葉の食材と千葉の日本酒のペアリングは最高です!
H26BYは千葉県の酒造好適米『総の舞』、H27BYは千葉県独自品種で飯米である『ふさこがね』、H29BYは『五百万石』を、昨年のH30BYは新田野ファームさんの『山田錦』。
そして今回は化学肥料・化学合成農薬不使用の美味しいお米がコンセプトの匝瑳市の『SOL FARM 佐藤農園』さんと共同で『千葉県産山田錦』をつくりました。
千葉県は米どころ。。しかし酒米の生産量はとても少なく、千葉県産のお米を使用する蔵もまだそう多くありません。私たちは千葉県産のお米にこだわり、米作りから酒造りをしていきます。
千葉日本酒活性化プロジェクトのロゴは、千葉大学の学生デザイナーの皆さんがデザインして下さいました。
これから「お酒」の楽しさを知っていくであろう若い世代に、新たな視点でロゴをデザインしてもらうことにしたのです。自由な発想・想像、千葉県への想い。日本酒活性化への想いがしっかりと反映されたロゴデザインとなっています。
化学肥料・化学合成農薬不使用で、安全に食べられるおいしい山田錦を使用。
佐藤農園は、田んぼの生態系を大切に、安全で美味しいお米作りの努力を惜しみません。
全て総の国で造った「千産千消の酒」を藤平酒造、木戸泉酒造、東灘醸造、飯沼本家、鍋店の5蔵が醸します。年4回に渡り旬を楽しめる頒布会も開催。
こうして出来上がった「千産千消の酒」に合う料理を取扱店舗様が提案し、様々なお客様に提供することで千葉の酒の美味しさを広めます。
私は何年も前から『どうして千葉のお酒なのに千葉県産のお米を使っている蔵が少ないんだろう』と思っていました。
そこで以前から千葉県産のお米を積極的に使っている木戸泉酒造の荘司さんに『もっと千産千消のお酒を造る酒蔵さんを増やせないですかね?一緒に何かできないですかね?』と声をかけました。
千葉は米どころなのになぜ『酒造好適米』を作っている農家さんがすくないんだろう。農家さんに協力していただき、千葉県の『酒造好適米』としての品種を増やすきっかけをつくれないのか?そして県内の酒販店、飲食店、ホテル、旅館などで『千産千消の日本酒』としてもっと取り扱っていただき、それを求めて千葉に人が集まってくるような取り組みができないか?などお話しさせていただいたところ、木戸泉酒造、藤平酒造、東灘醸造の3蔵にご賛同いただき、5年前このプロジェクトはスタートしました。
本年度から飯沼本家、鍋店の2蔵にもこの取り組みにご賛同いただき、アク千葉に参加していただけることになりました。
そして今回、千葉県匝瑳市の『佐藤農園』さんにご協力いただき、このプロジェクトのためだけの『千葉県産山田錦』を使用したお酒を造ることができました。佐藤さんはお米作りに大変こだわりと情熱があり、化学肥料、化学合成農薬不使用の安心安全な山田錦を作ってくださいました。
同じお米、同じ精米歩合、同じスペックで造ったからこそ5蔵それぞれの個性、味わいの違いを楽しんでいただけます。
千葉の米、水、蔵の技をしっかりと感じていただけるお酒です。
是非これをきっかけに一人でも多くの方に千葉のお酒を飲んでいただきファンになっていただけたら幸いです。
千葉日本酒活性化プロジェクト事務局
林 紀子
林 紀子 プロフィール
「株式会社 紋七」 代表取締役。飲食店の経営。
現在千葉県茂原市に「もんしち」「HACHI」「もんぱち」の3店舗を展開。
3店舗がすべて徒歩1分圏内。
株式会社 紋七
http://monshichi.com/